2013-12-27 Fri
みなさん、こんにちは。社会保険労務士の三家丸です。年末も押し迫って参りました。今年最後のブログになります。
労働局から、過重労働重点監督結果が公表されました。以下の通りです。
厚生労働省は、12月17日、9月を「過重労働重点監督月間」(重点監督)と位置付け、若者の「使い捨て」が疑われる企業等(5,111事業場)を集中的に監督指導した結果を公表しました。
それによると、(1) 何らかの労働基準関係法令違反があった4,189事業場(全体の82.0%)、(2) 違法な時間外労働があった2,241事業場(同43.8%)、(3) 賃金不払い残業があった1,221事業場(同23.9%)などには是正勧告書を交付するとともに、(4) 過重労働による健康障害防止措置が実施されていなかった71事業場(同1.4%)、(5) 労働時間の把握方法が適正でなかった1,208事業場(同23.6%)などには指導票を交付しています。
なお、時間外・休日労働の実績が1か月で80時間を超えた者がいた事業場は1,230事業場(24.1%)、うち同100時間を超えた者がいたのは730事業場(14.3%)にのぼったとしています。
詳しく知りたい方は「こちら」をどうぞ。
難しい言葉でいろいろ書いてますが・・・結局のところ・・・「異様に長い時間外労働や休日労働があり、それらに対する賃金を支払ってない上に、その労働者の健康に対する配慮もできていない」という事ですね。
残業が80時間や100時間超と言ったらものすごい時間に聞こえますので「うちには関係ないな」と思われてる事業所もあろうかと思いますが・・・1日3時間の残業を毎日(月で23日)して、月に3日ほど休日出勤(1日10時間勤務)したらもう99時間ですからね。こう考えると覚えのある事業所もあるんじゃないでしょうか???
私は労働基準監督官ではありませんから、残業をもっと減らして早く帰らしなさい!とは言いません。だって、仕事があるんだから。今の時代、「仕事がある」というだけである意味幸せな事なんですから。ただし、その残業に見合うだけの手当は払ってあげましょうよ。
ではみなさん・・良いお年を・・m(_ _)m。
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