2014-08-03 Sun
みなさんこんにちは。社会保険労務士の三家丸です。いや~世の中「すき家」の問題で揺れてますねぇ。よくもまぁこれだけひどい労働状態を今までキープできてたなぁってのが本当のところです。
ニュース等でも色々言われておりますが、第三者委員会のまとめでは以下のような感じらしいですね。
・残業平均109時間/月
・ほとんどの社員が24時間勤務を経験、2週間家に帰らず労働し続ける社員も
・新入社員の6割は3年以内に退職
・「一人勤務(ワンオペ)」中は6時間無休憩トイレ無しも日常茶飯事
・1人1人に「1時間あたりの利益指標」が課せられており、それに達さないと不足分の給料が支払われない
(休憩時間を取っていたので能率が落ちた、ということにされる)
・高校生アルバイトを法で禁止されている22:00以降まで働かせた上で、そのぶんの給料を支払わない
・すき家社員による居眠り運転交通事故が年7件
ここ数年来、サービス残業とか過労死とかコンプライアンス関連の遵守が大きく取り上げられる機会がこれだけ増えているのに、未だにこんなひどい企業があったんですね・・・。
もうブラック企業なんか通り越してスーパーブラック企業の範疇に入りますね。でもね・・・この会社の記者会見で「ブラック企業じゃないんですか?」と聞かれて社長はこんな返答なんですよ。
『ブラックかホワイトか・・・みなさんそれぞれ中身が違うわけですから・・・そういうレッテルを貼られるというのは非常に不本意です』と。
文面と実際のやりとりとでは若干ニュアンスが違ってきますけど、「そりゃ確かにたくさん働かしてるのは事実だけど・・・そこまで大げさにマスコミで取り上げるほどでもないだろ!」みたいな印象を持ちました。もちろん私の私見ですけど。
なるほど・・・トップがこれでは当然のようにブラック企業になるよな・・・ってところでしょうか。少し前に「ブラック企業」というブログを書かせて頂きましたが、まさにこれを地でいってるって感じですね。
まだまだ実態の全部が解明できたわけではないと思われますので、しばらくはこの話題が続くでしょうね。
②につづく・・。・
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